| 発売日 | 2024年7月26日 | ブランド | まどそふと |
| 原画 | 柚子奈ひよ | シナリオ | 大空樹 |

~オープニングムービー~
~あらすじ~
光と闇、発展と衰退、栄光と没落――
資本主義がもたらした歪な秩序と平和の下、
一握りのエリートだけが富・教育・安全を独占する特別区域。そこに理外から手をかける男が一人。
名を不波能凪、スラムに生まれ育ち、敗者の一生を定められたはずの男は、
ある日楽園への招待状を手に入れる。【ワン・ズ・ギフト】
それは、どんな境遇の若者でも一年にたった一人だけ、
エリートのみが学ぶことを許された教育機関『桜元学園』へ入学できる権利。卒業が叶えば手に入るのは絶大な地位・名誉・権利。
人生の逆転を目指す凪の前には、
分不相応な異分子に対する、負の感情と謀略が渦巻く。
そして立ちはだかるは学園の支配者たる学生会の傑物たち――日本を裏で牛耳る華族の当主にして、エリート学園を統べるカリスマ会長 一色奏命
警察庁の極秘任務で動く、合気道を極めたトリックスター 蓼科イヴ
圧倒的な財力を誇る稀代のエンジニア 夜刀くくる
凪は同郷の妹分 トウリ と共に、
完全アウェーなハイ・ソサエティで
~FANZA GAMES引用~
生き残りと栄光を懸けた日々に挑む。
~登場人物~
![]() 一色 奏命 | 明治時代から続く、誇り高き永世華族【一色家】の長女にして、 桜元学園では学生会会長を務める三年生。 両親の死をきっかけに若くして当主の座についたが、 幼少期より受けた英才教育の結果、既に支配者の風格を持つ。 厳然とした言動で他者を寄せ付けず、人前では表情を 一切崩さないが、付き人として共に育った北条姉妹には 心を許しており、時折優しい顔も見せる。 |
![]() 蓼科 イヴ | 学園の二年生で、学内全ての運動部を取り仕切る運動部総括。 全国優勝を果たすほどに合気道を極めているが、 その強さを決して驕らず、誰にでも分け隔てなく 丁寧に接する振る舞いから、男女問わず学園内の人望が厚い。 警察庁長官を父に持ち、本人も極秘任務のため学生会に所属しているようだが……? |
![]() 夜刀 くくる | 一年生ながら学内全ての文化部を取り仕切る文化部総括。 オートマタ研究において国内でも有数の研究者で、 特に人工知能の開発分野では最先端を行く天才エンジニア。 ただし研究の役に立たないものは切り捨てる合理主義者でも あり、特に人付き合いや食事に対して一切の興味がない。 研究には莫大な資金を要するが、両親から受け継いだ投資家の 才能を用いて、一代で莫大な財を成した。くくる個人の資産から 融資してもらった部活も多く、みな彼女には頭が上がらない。 |
![]() トウリ | 凪と同じく珠賀良区の孤児院で育った子供達の一人。 「お兄ちゃん」と呼び慕う凪をサポートするため、 凪とは別の方法で桜元学園へ潜入する。 おっとりとした雰囲気で誰とでもすぐに打ち解けられる 人当たりの良さと、珠賀良区で生きてきた経験から、 何事にも動じない度胸を持っている。 凪に対する気持ちが非常に強く、普段からは想像もつかない 積極性を、凪に対してのみ発揮することがある。 |
オススメルート
蓼科 イヴ→トウリ→夜刀 くくる→一色 奏命
~感想~
キャラクターの魅力は健在、しかしシナリオが課題
今回プレイしたまどそふとの新作、率直に言えば、キャラクターの造形やデザイン自体は素晴らしかったです。まどそふとの過去作と比べても遜色ないクオリティで、ビジュアル面では本当に楽しませてもらいました。しかし、肝心のシナリオと構成がどうにもピンとこなかったのが残念です。
舞台装置の「ファイブ」が活かしきれない構成
特に舞台装置として「ファイブ」という設定があるにもかかわらず、友人キャラクターの存在感が強すぎて、共通ルートではその友人たちが主役かと思うほど。何を見せたいのかが曖昧で、シナリオが散漫になってしまった印象です。
キャラクターの魅力は健在だが、物足りなさも
とはいえ、キャラクター自体は可愛く、最後までプレイするのが苦痛ということはありませんでした。しかし、エンディングに辿り着いた時、「これで終わり?」という感想が拭えず、伏線の未回収が目立ちます。設定として出した要素が結局物語に深く踏み込むことなく終わってしまった点が多く、何がしたかったのかが曖昧です。
シナリオの一貫性が課題、キャラゲーとしては良作
特に残念だった点としては、主人公の「意識と視線の誘導」がキーになると思っていましたが、それが活かされるルートがなかったこと。個別ルートというよりも、複数のエピソードをまとめただけという印象が強く、シナリオの一貫性に欠けると感じました。
総評:キャラが好きなら間違いなく楽しめる
シナリオに期待しすぎると肩透かしを食らうかもしれませんが、キャラが好きなら買って損はない作品です。原画や声優さんの演技には申し分なく、キャラクターの魅力は十分に堪能できます。過去作の「ワガママハイスペック」と比べて、少しノリが控えめで、個人的にはもう少しふざけたシーンがあっても良かったと思います。フェチ要素は増えてはいますが、もう少し強調しても良かったかもしれませんね。
~最後に~
今回はまどそふとの「セレクトオブリージュ」を紹介させて頂きました。
個人的には良くもなく悪くもない作品と感じました。制作会社が「kuwa games」の初めての作品ということもあり、今後の作品に期待したいです。
まどそふと作品ですと「ハミダシクリエイティブ凸」という作品が面白いらしい。是非プレイしたいです。






