3姉妹のお世話に勤しむ新米執事ADV
| 発売日 | 2025年04月25日 | ブランド | ensemble sweet |
| 原画 | モグぽん /夏月まりな /師走ほりお | シナリオ | 近江谷宥 |
・キャラクターデザインが良い
・眼鏡萌え最高!
・シナリオがいまいち
・値段が安くなってからの購入をお勧めします

~オープニングムービー~
~あらすじ~
ここは自由国家リベラルシオラ。
とある良家の屋敷に暮らす、一人の少年と三人の少女の物語。幼い身で両親を失い、天涯孤独の身となった主人公のフェイ・フルール・レニスフィア。
彼を新しい家族として受け入れたのは、幼馴染であり、姉弟同然に育ったお隣のレニスフィア一家だった。
ルナ・フルール・レニスフィア。
メルティ・フルール・レニスフィア。
ティナ・フルール・レニスフィア。
彼の悲しみに寄り添ってくれた三人の優しさで、少しずつ笑顔を取り戻していった主人公。そして、悲劇から数年後。
もはや本当の家族も同然の日々を送っているレニスフィア家だったが、
主人公の胸にはある野望があった。レニスフィア家の義父と義母、そして義姉や義妹達から受けた大きな恩を返したい…。
そんな折、長く屋敷の生活を切り盛りしていた先代執事の(定年)退職が決まったことで、
主人公の積年の思いはついに形を得る。
「僕を次の執事として雇ってください」ついに恩返しの機会を得たと、やる気満々の新米執事と、
~FANZA GAMES引用~
そんな彼の一生懸命な姿に、うきうきうキュンキュンしてしまう姉妹達。
一途な想いが交錯するご奉仕系ラブコメディ、ここに開幕。
~登場人物~
![]() ルナ・フルール・レニスフィア | ウィンクルム学院に通う三年生。 部活には所属していないが、間近に迫ったウィンクルム学院祭実行委員に参加している。 性格はおっとりのようで、芯のしっかりしているお姉ちゃん。 誰からも慕われるタイプで、本人も他人のお世話をするのを趣味にしている。 特に可愛いもののお世話が大好き。 よく、道の野良猫ににゃんにゃん呼びかけては追い回している姿を目撃されている。 お年頃の女の子なので、甘いものが大好き(姉妹共通)。 妹達と比べて、あまり主人公に仕事を言いつけたりはしない彼女だが、 朝昼晩とデザートのメニューだけは厳しく目を光らせている模様。 ほんの少しだけふくよ……体型がむっちりしているのを、密かに気にしている。 |
![]() メルティ・フルール・レニスフィア | ウィンクルム学院に通うニ年生。 部活には所属していないが、身体を動かすのが好きなのであちこちの部活に顔を出している。 たまに大会にも出ている。 性格は昔から変わらず、明るくて勝ち気でちょっとおバカ。 進級試験でも一人でだいぶ苦労した(主には家庭教師も兼任している執事が)。 とはいえ、裏表のないよい子で、学院でもみんなの人気者。 学院はエスカレーター式で、クラスメイトの大半は幼馴染のようなものなので、 誰かさんへの長年の想いはみんなが応援してる。 当人は今ひとつピンときていないのが、残念なところ。 執事である主人公への接し方は、構ってちゃん。 たいした用事がなくてもいちいち呼び出しては、どうでもいいことを命じてくる。 快活なようで意外と傷つきやすく、 |
![]() ティナ・フルール・レニスフィア | ウィンクルム学院に通う一年生。 部活には所属していないが、新進気鋭のピアニストとして有名。 高名なピアニストの個人指導を受けながら、国内外のコンクールに参加している。 性格はのんびり、ぐーたら。細かいことは気にならない。 普通に喋るのすら億劫がっている節がある。 ある意味では天才肌とでも評するべきなのか……。 家ではもちろん、学院でも居眠りしている姿ばかりが目撃されている。 これで意外と勉強ができるのもあって、最近は教師すら静観の構え。 彼女が人並みの生活が送れるかは、新米執事にかかっている。 先代執事の頃から日常生活の大半は丸投げだったが、 大好きな『フェイにぃ』こと主人公に代替わりしたことで、 依存がまた一段階高まった。 もはや、頼りすらしない。言わなくても勝手に気付いてなんとかしてくれる待ち。 新米執事の(以下略)。 |
~感想~
『近江谷宥シナリオ×三姉妹ヒロイン』に期待していたが――
『はじめるセカイの理想論』のシナリオを手がけた近江谷宥さんが、今回もメインライターを担当されているということで、本作には正直かなり期待していました。
あの作品で見せたー不完全な世界の中で、人間らしさをどう生かすかーとうい深いの描写がどこかで活きるのではないかと思っていたのですが――残念ながら、その期待はほとんど裏切られる結果に。
一言で言えば、非常に物足りない作品でした。
正直、別人が書いたのでは?と思ってしまうほど、シナリオに深みがなく、ただ淡々と“キャラゲー”として進行する内容でした。

気になった点をいくつか
①ボイスがヒロイン3人+猫のみ
これはかなり大きなマイナスポイントでした。サブキャラやモブにも魅力があるだけに、声が入っていないと会話に厚みがなく、物語全体が平坦に感じられました。
②姉妹に見えない三姉妹
性格も容姿もバラバラで、“血のつながり”をまったく感じられない三姉妹。もちろんフィクションとしてのデフォルメは理解していますが、気になってしまったら最後、違和感がずっとつきまといました。
③消えた“執事要素”
作品前半では、“お嬢様×執事”という関係性がうまく描かれていたものの、中盤以降はただの同居イチャラブに。せっかくの設定が活かされないまま終わってしまい、非常にもったいない印象です。
④主人公・フェイの長髪問題
なぜ長髪設定にしたのか、髪をまとめる描写すらないのはちょっと……。体格がいいわけでもなく、見た目に清潔感がなく、Hシーンでも邪魔に感じました。執事なら身だしなみにも配慮してほしかった。
⑤ピアニスト設定の説得力不足
ティナは“天才ピアニスト”として知られているらしいですが、作中で練習する様子がほぼないんですよね。才能で片づけられるにしても、音楽への情熱や苦悩の描写があってほしかったです。ピアノをテーマにしたエピソードが最後にあるだけに、そこに至る過程の描写が欠けていたのは惜しかったです。

特に残念だった点:価格と内容の釣り合い
この作品、実は新品で購入してしまいました。価格としてはそれなりの額だったのですが……プレイ後の感想としては、「この内容でこの値段?」というのが正直な気持ちです。
ヒロインとのやり取りや掛け合いはそれなりに楽しめる部分もありましたが、ボリューム、演出、シナリオ、いずれも価格に見合った満足感は得られませんでした。

それでも評価できる部分もある
…とはいえ、全く楽しめなかったわけではありません。
ヒロインの中ではルナが魅力的で、“甘やかしお姉ちゃん”というキャラがしっかり活かされていました。眼鏡属性が刺さる人にはかなり嬉しいポイントかもしれません。ギャップ萌えいいですね。
また、日常系キャラゲーとしてはストレスが少なく、終始落ち着いたテンションで楽しめる点は評価できます。

総評:期待していたからこその落胆
近江谷宥シナリオに惹かれて手に取りましたが、期待が大きかったぶん、その落差はやはり大きく感じました。
「価格に中身が見合わない」というのが今回の結論です。セールなどで安く手に入る機会があれば、キャラゲー目当てに気楽にプレイするには良いかもしれませんが、あの名作『はじめるセカイの理想論』のようなシナリオを求めると、かなり肩透かしを食らうと思います。

~最後に~
今回はensemble sweetの「のーぶる・バトラー」を紹介させて頂きました。
近江谷宥の作品でお勧めしたいのが、『はじめるセカイの理想論』こちらは本当にお勧めなので、是非プレイしてみてほしい。






