| 発売日 | 2017年04月28日 | ブランド | パープルソフトウェア |
| 原画 | 克/月杜尋 | シナリオ | 御影 |
「アオイトリ」は「アマツツミ」の続編ではありません。完全初見で問題ないです。

~オープニングムービー~
~あらすじ~
言葉によって人を操ることができる“言霊”使いの一族の末裔である主人公・誠。
好奇心旺盛な誠は、外の世界に興味を持ち隠れ里を飛び出すが、世事に疎くて里以外での知識がないため、とある田舎町の路上で行き倒れてしまう。
野垂れ死にを覚悟しかけた彼を救ったのは、その町にある喫茶店『折り紙』の看板娘・織部こころだった。
“言霊”の力を使い、織部家の家族として居候を始める誠。
その後、こころと共に始める学園生活の中で、それぞれの“想い”を抱える少女たちと出会う。
誠の持つ“言霊”の力は彼女たちの力になれるのか?
そして、“言霊”の持つ本当の力とは?
これは言葉が紡ぐ、絆の物語。
~FANZA GAMES引用~
~登場人物~
![]() 織部 こころ | 母が営む喫茶店『折り紙』の看板娘。 面倒見がよく健気で素直な性格だが、料理の腕だけは壊滅的でやや天然気味。 “兄”となる主人公に心をときめかせてしまうちょっと危険な一面も……。 |
![]() 朝比奈 響子 | 主人公のクラスメイトであり、神社の娘。 霊感があり、いわゆる幽霊を見ることができるのだが、その影響で人と付き合うのに苦手意識がある。 転入してきた主人公をきっかけに、コミュ障を克服しようと目下奮闘中。 |
![]() 恋塚 愛 | 主人公とは同郷の幼馴染であり、許婚。 “言霊”一族の末裔で、その中でもかなり強い力を持っている。 主人公のことを非常に好いているが、根っこがSで主人公の困った顔がなによりの好物。 |
![]() 水無月 ほたる | 表情豊かなムードメーカーで、誰とでも仲よくできるコミュ力の持ち主。 普段の言動から奔放な性格のようにみえるが、理性的な一面もあり主人公の相談役にもなってくれる。 彼女にだけは、なぜか“言霊”の力が通じない。 |
~感想~
『アマツツミ』 – 言葉が紡ぐ成長の物語と心に響くエンディング
パープルソフトウェアが手掛ける『アマツツミ』は、言葉を軸にした物語が魅力の作品です。私は以前に『アオイトリ』をプレイし、今回改めて本作をプレイしたのですが、どうしても『アオイトリ』との比較が頭をよぎりました。『アオイトリ』が重厚でシリアスな物語構成を持つ一方で、『アマツツミ』はより軽やかでスムーズなストーリー展開が特徴です。しかし、軽いと感じる部分があっても、その中に込められた主人公の成長や人間らしさはしっかりと心に響きます。

言霊の力と主人公の魅力
主人公が最初に示す言霊という力は、物語を通じて大きな意味を持ちます。初めはその力を容赦なく使う姿が見られますが、次第に言葉と人との関係を学び、成長していく様子が魅力的でした。何も知らない主人公が徐々に人間らしい心を得ていく過程は、プレイヤーとして応援したくなるものです。
作中に登場する「あなたは何色ですか?」という問いかけは、印象的なシーンのひとつです。最初は何色でもない主人公が、成長して「あの夏の空の色」と答える瞬間は心に残ります。私はふと、自分にこの問いを投げかけてみました。色鮮やかで美しい答えにはたどり着けそうもありませんが、いつか主人公のように、成長した心で答えを導けるような人生を送りたいと感じました。

ほたるルートの衝撃と小倉結衣さんの演技
本作の中でも特に水無月ほたるのルートは、物語の中核を成すものです。彼女の生への執着心と、それを見事に表現するCVの小倉結衣さんの演技は圧巻で、鳥肌が立つほどでした。自分が彼女の立場であったなら、ここまで生きたいと強く願えるだろうか…と深く考えさせられます。また、他者への嫉妬や羨望の感情を抑えることができずに葛藤する場面もリアルで、心に強く響きます。

魂と心、そして記憶について考える
『アマツツミ』は、単なるアダルトゲームの枠を超え、魂や心、記憶について深く考えさせられる作品です。それぞれのキャラクターが抱える問題や、それに向き合う主人公の姿が、私たち自身の生き方や考え方を見つめ直す機会を与えてくれます。グラフィックやシステムの完成度もさることながら、言葉が生むつながりや絆の重みが、この物語の魅力をより一層引き立てています。

総評
本作を通じて、言葉が人と人をつなぎ、成長を生む力を感じました。特にほたるルートの感動と、深く掘り下げられたテーマは忘れられません。『アマツツミ』は、単なるエンタメではなく、心に語りかける作品です。ぜひ、あなたもその深い世界観に触れてみてください。

~最後に~
今回はパープルソフトウェアの「アマツツミ」を紹介させて頂きました。
対となる作品「アオイトリ」こちらも大変面白かったです。


シナリオライターの御影氏で他作品のオススメは「ムーン・ゴースト」

こちらが大変オススメとなっております。





