夜を見つけるADV
可愛さや萌えとは一線を画す、
強烈なテーマ性と衝撃のラストをもってプレイヤーに問いかける、
“人の心”と“愛”の本質是非体験せよ!
・尖ったテーマと重厚な心理描写
・一本道シナリオの完成度
・「抜き」と「考察」の両立

~オープニングムービー~
~あらすじ~
ウミネコの声で目を覚ました。
陽射しの射し込む車窓から外を見れば、前日の雨で増水した海上を
飛沫を上げながら列車が進んでいた。
夏の陽射しは白く、列車の軌跡を辿る曳波(ひきなみ)も白い。
空は青、藍、碧。
前方にはウミネコの集う穏やかな離島がより一層、緑緑(あおあお)と浮かんでいた。
心は躍っているだろうか。それとも不安に圧し潰されそうか。
ただ一つ、解(わか)っていることは。
あの島で、夜を見ない生活が始まるんだ。
雨降る夜の夢(きおく)を思い出す為に。
アサガオは夜(アイ)を識(し)らない。
~FANZA GAMES引用~
~登場人物~
![]() 緋色 アサガオ | 3寮の植物係を任されている、物静かで夢現(ゆめうつつ)な少女。 朝顔の花を育て日記を付けるのが趣味。 観察眼に優れているが独断気味に行動することが多く、 集中してしまうと周りが見えなくなることも。 甘いスイーツが好き。 碧依は記憶の片隅に彼女を知っているような気がしているが……。 |
![]() 烏羽 小鳥 | 自由奔放でルールに則すことをしない、孤高な不良少女。 情緒が不安定なところはあるものの人当りが良く、 初日から碧依の部屋に侵入するなどラフな性格。 勉学に関しては秀才で、授業を受けなくとも毎回成績トップを取り続けている。 スナック菓子が好き。 大人達を嫌っている。 |
![]() 皇白 みこ | 品行方正で面倒見のいい優等生な少女。 飼育係としてウサギ達を大事に育てている。 おっとりした雰囲気とは裏腹に運動神経が良く、幼少期にはバスケット ボールのジュニアカップで全国2位まで上り詰めた実力を持っている。 気が弱く周りに流されがちなのが悩み。 |
![]() 吉良 碧依 | とある事件により両親を失い記憶喪失になってしまった少年。 治療のために島に連れて来られる。 記憶喪失の影響か、興味のない他者に対してドライな対応をすることも。 |
~感想~
サクッと進む、なのに深い。読後に残る余韻
まずは全体の印象から。
文章は非常に読みやすくテンポも良いため、序盤からスッと物語に入り込めました。サスペンス要素を土台に、次第に散りばめられた謎が繋がっていく構成は快感です。
ただし、物語の雰囲気は重め。流血描写はありますがグロというほどではないので、問題なし。
ボリュームは相応に抑えめながらも、読後の満足感は十分。むしろこの凝縮感がちょうどよく刺さる人には深く突き刺さるでしょう。

ヒロインたちが織りなす、“純粋すぎる愛”の結末
この作品は一本道のシナリオ構成で、複数ルートは存在しません。プレイヤーは吉良碧依という記憶喪失の青年として、問題を抱える少女たちと向き合うことになります。
ヒロインとのエッチなシーンはかなり多め。しかも、いきなり!?という場面で差し込まれてくるため、ある意味でリアリティを感じさせるという不思議な演出。
CGのクオリティも高く、差分や演出面の工夫も充実。実用面に関しても申し分ありません。

主人公、そして結末が持つ強烈なメッセージ性
碧依という主人公は“記憶喪失”というかなり異色な設定ですが、その行動には全て理由があり、シナリオを進めるにつれて少しずつ納得に変わっていきます。
物語のラストでは、最高の愛の形として描かれます。
近年稀に見る衝撃と納得が同居するエンディングで、これは間違いなく賛否が分かれるでしょう。ですが、個人的には「美しい…」と感嘆しました。

総評:考察系が好きな人はぜひプレイを!
可愛いヒロインとのラブラブな恋愛、という方向性ではありません。
むしろ、人間の歪みや環境が人格をどう形作るか、複雑な愛情表現などに踏み込んだ、非常に尖った作品です。テーマが重く、登場人物も癖が強いので、合わない方にはとことん合わないでしょう。
ですが、「キャラゲーばかりじゃ物足りない」「考えさせられるエロゲがやりたい」という方には、心からおすすめしたい一本です。

~最後に~
今回はMELLOWの「アサガオは夜を識らない。」を紹介させて頂きました。
MELLOWの作品でお勧めなのは「スカイコード」です。
希死念慮をテーマにした少し難しい作品です。
次のページから、ネタバレ有の感想記事を作成致しました。
よろしければご観覧してみてください。







