意志と宝石の青春学園ファンタジー
| 発売日 | 2025年02月28日 | ブランド | きゃべつそふと |
| 原画 | しらたま | シナリオ | 冬茜トム |
「ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-」の続編となっています。
必ず前作をプレイしてください。前作のプレイ感想記事もあります。合わせてお読みください。
・前作ヒロインのシーンがしっかり用意されている
・攻略後のおまけで存分にイチャイチャできる
・仲間たちが前作で得た力や経験を活かして活躍する
・DEVAのオフィサー2人のキャラも良く、敵ながら憎めない魅力
・キャラの成長がすでに完了しており、前作のような変化が少ない
・炭鉱探索がメインで、舞台の広がりが少ない
・冬茜トムさんの特徴である絶望感が少ない
- 本作
- 前作


~オープニングムービー~
~あらすじ~
大陸全土を脅かした≪石喰い≫から一年──
最終学年へと進級した 『クラス・ペガサス』 は、西方デルタ帝国への修学旅行を控えていた。そして同年。
かの国から、世界を揺るがす一報がもたらされる。トルマリン巨大鉱脈『深層[ラビュリントス]』の発見──
希少と思われていた従来の鉱床は氷山の一角にすぎず、地下深くにさらなる電気石の洞窟が眠っていると明らかになった。
そして一攫千金を夢見る採掘者たちが、各国からデルタへと集うようになる。
第二次トルマリン・ラッシュの起こりであった。「この鉱脈そのものが……巨大なひとつの『遺志』なんだ」
彼らは亡き恩師の残光に導かれ、
迷宮のごとく入り組んだ『深層』の奥へと迫っていく……。「集え、争え、徒ども──勝者は雷神の栄誉に賜わす」
果たして、最奥で彼らを待ち受けるものとは?
~FANZA GAMES引用~
~登場人物~
![]() ミリア・メーレンドルフ | デルタの隣国「ネストール」出身の少女。 鉱石の採掘を生業とする掘削者[ガリンペイロ]として、第二次トルマリン・ラッシュの最前線へやってきた。 常にハミハミ、ゴードンという2匹(?)のお供を添えて行動している。 《意志》掘り出し宝の鳥瞰相[ディグダグシトリン] 『発見』の意志。 巨嘴鳥の化身ハミハミを召喚する。 ハミハミは紫外線すら見分ける精密な視力を持ち、 ミリアはどれだけ離れていても同じ視界を共有する。 また、ハミハミの嘴はレールガンの砲口となっており、飲み込んだものを超高速で射出できる。 |
![]() ファビオラ・プリリッコ | デルタ国境警備隊・通称『DEVA[ディーヴァ]』に属するエージェント。 《石喰い》により故郷を石化させられた経験から、国を守るため今の立ち場についた。 アカデミアの面々から「プリちゃん」などと馴れ馴れしく呼ばれるのが悩み。 《意志》流動的な因果の定式[パンタレイアベンチュリン] 『停滞』の意志。 気流・水流・電流など、流れるものをコントロールする力。 気流を自在に操ることで遠隔地の相手を狙撃する、流れ弾[ストレイバレット]という特技を持つ。 |
![]() アリアンナ・ハートベル | 年生になっても変わらぬみんなの級長。 ポジティブが服を着たような明るい性格で、もっぱら修学旅行を楽しみにしている。 しかし今回、彼女の誇る『アンドロメダ』に異変が生じて……? 《唯識》天照らす全能の翼[ダイヤモンドアンドロメダ] 『希望』と『超越』の唯識。 ダイヤモンド惑星「アンドロメダ」を召喚する。 その光の届く範囲において、あらゆる希望をアリアンナの願う通りに叶えさせる。まさしく女神の権能。 |
![]() ベルカ・トリアーデ | 美と剣をこよなく追い求めるマイペース・クール・ビューティ。 見知らぬ土地へ向かうということで、未知の強敵と相まみえる機会を心待ちにしている。 《意志》正々堂々たる千々の羽々斬(アレキサンドライトソード) 『自負』の意志。 意識、斬れ味、判断力に至るまで、剣に必要なあらゆる能力が「研ぎ澄まされる」。 |
![]() メア・アシュリーペッカー | 逃れられぬ過去の縛鎖から解き放たれたセリオンの才媛。 みんな大好き期から約一年が経過し、最近では元のトゲトゲしさを取り戻しつつあるとかないとか。 《意志》愛と勇気と英知の鎖(サンタマリアアクアマリンエンドレスチェイン) 『友愛』の意志。 水宝玉の鎖を展開し、味方の連結と敵への捕縛を同時に行う。 紛らわしいが「サンタマリアアクアマリン」が宝石の名。 |
![]() ルビイ | 元《メデューサ》特級戦力、紅玉。 世界が日常を取り戻すと、ソーマに会う機会が減ってしまったことに不満を感じている。 《意志》紅く赫く嚇怒の果実(レッドベリーピジョンブラッド) 『憎悪』の意志。 血漿を結晶化させ、ルビーを生成する力。 その本質は以前と同じだが、操れる血液の対象に変化が生じたらしい。 |
![]() カーラ・S・クィンバーン | フリギアの名門閥クィンバーン家の長女。 クラス・ダイヤの代表として、ペガサス組の面々と同じくデルタへの修学旅行へ赴く。 その旅先で出会うルクリナとは、ある組織を通じた旧知の友人のようで……? 《意志》闇閉す開闢の闘閃(エリアゲート) 『巡礼』の意志。 展開される三種の『門』をくぐることで、それぞれ異なる行き先へ瞬間移動することができる。 |
![]() キャロライナ・マクラクラン | 《宵闇連盟》に属するソーマの上司。 世を忍ぶ仮の姿は捨て去っ──たかのように思われたが、依然として司書教諭のまま学園に在籍している。 超絶技巧の二丁拳銃を操る名手。 《意志》亜種討滅す銀の弾丸(シルヴァリーバスターバレット) 『殺戮』の意志。 人間を除くあらゆる生物への特効効果を備えた銀の弾丸を無限に生成する。 |
![]() ソーマ・ジェイス | 本編主人公。 サファイアの意志を失って一時は退学の危機に追い込まれるも、 エメラルドタブレットに触れたことで新たな宝石を獲得した。 また、その際に垣間見えた「旧未来」に不吉さを感じ、深層への興味を強めていく。 《意志》記憶と忘却の六条線[エメラルドスターアレテイア] 『記憶』と『忘却』の意志。 マスターのスタイルを模倣して生まれた翠緑の弾丸は、撃ち込んだ相手に様々な影響を及ぼす。 |
![]() ヴェオ | ペガサス組の一匹狼。 単独で学習カリキュラムを終え、どこかを放浪しているというが行方は誰も知らない。 《意志》孤狼の爪(ローンオニキス) 『孤独』の意志。 独りを貫くことで身体能力を底上げできるが、他者の協力を受けると逆に悪影響を招いてしまう。 |
![]() マークス・フォン・レオンシュタイン | アカデミア2年生にしてフリギアの王位継承権を持つ王子。 次期国王として必要な能力を養うべく、お付きのじいやに日々厳しい教育を受けている。 《意志》獅子吼す十六夜の薔薇園(ジリオンロードナイト) 『矜持』の意志。 薔薇の舞うフィールドを展開し、踏み入れた相手をマークスの命に服従させる。 アカデミアの歴史でも稀な「運命タイプ」に属する能力。 |
![]() ルクリナ・ドラゴネッティ | 鉱山街ハルモニーの酒場『風とツバメ亭』の看板娘。 大陸でも珍しい竜タイプの獣人にして、一大貴族ドラゴネッティ家の一人娘。 なぜかカーラと顔なじみだというが……? 《意志》??? 詳細不明。 |
![]() イルザ・オーウェン・グウィン | デルタ国境警備隊・通称『DEVA[ディーヴァ]』に属する筆頭オフィサー。 《語り部[テラー]》の異名で知られる最高戦力の一人。 第二次トルマリンラッシュという未曾有のムーブメントに際し、同僚のシズマと共にハルモニーへ送り込まれる。 《意志》幻想列車がたんごとん[メルヒェンクリュソパギオン] 『不条理』の意志。 手元のブックを開くことで、童話に描かれたメルヘンな空想を現実化する能力。 ただし、現実にも起こりうる事象を再現することはできない。 |
![]() シズマ・キリュー | デルタ国境警備隊・通称『DEVA[ディーヴァ]』に属する筆頭オフィサー。 ポーカーフェイスの武人で、必要のない争いは好まない。 かつてはパトロクロスで恐れられていた流浪の剣客で、数年前からその行方をくらましていた。 《意志》飯綱我々灯籠仁華[イズナガガトロニカ] 詳細不明。 |
![]() オフィーリア | 『意志』と『琥珀暦』の礎となった太古の観測者。 内面世界である『泉』に眠っており、存在次元が同格のアリアンナのみが彼女と接触できる。 《意志》琥珀(アンバー) 詳細不明。 彼女の統べる『泉』には、他にも無限の宝石が自生している。 |
![]() ハミハミ | ミリアのお供 |
![]() ゴードン | ミリアのお供 |
~感想~
続編としての楽しみ方
冬茜トムさんの新作ということで飛びつきました。今回も冬茜トムワールドにすぐに入り込み、面白かったと感じました。しかし、どうしても前作と比べてしまう部分があります。
前作『ジュエハ』をプレイ済みなら、今作はその補完として楽しめる内容になっています。主人公たちの後日譚的な側面があり、彼らの成長や物語の結末をしっかり見届けられるのが魅力です。ただし、前作のような予想を覆すどんでん返しを期待していると、少し物足りなさを感じるかもしれません。

個人的には、最後の戦闘シーンが特に印象的でした。前作の世界観を引き継ぎつつ、新たな舞台での戦いが展開され、キャラクターたちがそれぞれの成長を発揮する姿には胸が熱くなりました。また、シナリオの進行も前作よりテンポが良く、無駄なくまとまっている印象を受けました。
本作はファン向けの作品としては満足度が高いものの、完全新作としての魅力はやや控えめです。ストーリーのスケール感やキャラクターの活躍の幅が狭くなっている点は否めません。しかし、過去作の伏線を回収しつつ、キャラクターのその後を楽しめる点は、シリーズファンにとって嬉しい要素となっています。

世界観とストーリー
前作では、世界の真実に迫りながら多くの問題を解決し、伏線を回収しつつ成長していく生徒たちの姿が描かれていました。吸血鬼や獣人、異能といった要素が絡み合い、プレイヤーを強く惹きつける世界観が構築されていました。
今作では、修学旅行の舞台となる炭鉱に閉じ込められ、ひとつの問題に向き合うという形でストーリーが進行します。前作の記憶があるうちにプレイするとより楽しめる構成になっており、完全な続編としての位置づけであることがわかります。

ただ、新キャラが登場したことにより、どうしてもペガサス組のセリフ数が激減し、活躍シーンも前作より減ったと感じました。前作ではペガサス組が切磋琢磨しながら共に成長する姿が見られましたが、今回はその要素が控えめになっています。
また、前作の敵キャラが持っていた圧倒的な強さと、それをどう切り崩していくかというスリルが魅力的でしたが、今作ではアリアンナ・ハートベルが全能に近い力を持っているため、「最終的には彼女がなんとかしてくれるのだろう」という安心感が生まれてしまい、前作ほどの緊張感やハラハラ感は薄れてしまいました。
さらに、専門用語が増えたことで、シナリオの理解が難しくなっている部分もあります。しっかりと解説はされているものの、100%理解しようとすると情報量の多さに圧倒されることもあるでしょう。こうした点が、前作に比べて没入感を損なう要因となっていると感じました。

良かった点
- 前作ヒロインのシーンがしっかり用意されている
- どのヒロインを選んでも違和感なく物語に溶け込める配慮
- 攻略後のおまけで存分にイチャイチャできる
- 仲間たちが前作で得た力や経験を活かして活躍する
- ストーリーやバトルのテンポが良く、最後まで飽きさせない
- 新キャラ(ミリア、プリリッコ)と旧キャラのバランスが絶妙
- DEVAのオフィサー2人のキャラも良く、敵ながら憎めない魅力

特に、キャラクター同士の絆や成長がしっかり描かれている点が素晴らしく、前作でバラバラだった仲間たちが終始信頼し合っている様子を見られるのは感慨深かったです。

気になった点
- 旧ヒロインの登場が多く、新ヒロインの印象がやや薄め
- キャラの成長がすでに完了しており、前作のような変化が少ない
- 炭鉱探索がメインで、舞台の広がりが少ない
- 雷神様に関する話がそこまで興味を引かれない
- ラストバトルの短縮はテンポ的には良いが、ややあっさりしている
- 冬茜トムさんの特徴である絶望感が少ない
- 専門用語が増えたため、シナリオについていけない場合がある
(しっかりと解説はされているが、情報量が多すぎる) - 前作よりボリュームが減少しており、満足度が低く感じるかもしれない

また、エンドロールでの主要キャラのその後の描写など、ファンが喜ぶ演出も多く、シリーズの締めくくりとしても良い出来だったと思います。ただ、ボリュームが減ってしまった点は否めず、ファンディスク的な感覚でプレイするとちょうどよいかもしれません。

総評
今作は、前作の補完としては十分に楽しめる作品でした。新キャラの活躍や、既存キャラとの絡みも見どころが多く、シリーズファンにとっては満足度の高い内容になっているでしょう。
ただし、大掛かりな叙述トリックがないため、前作のような「認識がひっくり返る」ような驚きを求める人には物足りなく感じるかもしれません。それでも、ストーリーのテンポの良さや、キャラクターたちの掛け合い、戦闘シーンの熱さは健在で、十分に魅力的な作品でした。

次回作があるならば、完全新作でライターの持ち味をより活かしたストーリーに期待したいところです。冬茜トムさんの作品は、独特の世界観とキャラの心理描写が光るので、次回作ではその点をさらに深く掘り下げてもらえると嬉しいです。
『ジュエハ』の世界観やキャラクターが好きな人なら、間違いなく楽しめる一作です!

~最後に~
今回はきゃべつそふとの「ジュエリー・ナイツ・アルカディア ‐The ends of the world‐」を紹介させて頂きました。
冬茜トムさんの作品はどれも面白い作品ばかりです。
こちらの作品がオススメです。是非プレイしてみてください。
- 本作
- 前作
























