| 発売日 | 2020年9月25日 | ブランド | Laplacian |
| 原画 | 霜降/ぺれっと | シナリオ | 緒乃ワサビ |
人類は同じ夢を見るようになった。
ある晩は、女生徒と教師の不倫の物語であり――
ある晩は、劇作家と女優の身分を超えた恋物語――
またある晩は、不登校の少年と教育実習生の淡い初恋――
3種類の夢を、人類は繰り返し見るようになった。
何故、全人類が同じ夢を見つづけるのか。
これは、世界と呼ばれた一人の少女の物語。
~FANZA GAMES引用~
~登場人物~
CASE-1 ヒロイン![]() 波多野 凛 | 柊英学園付属に通う文学少女。 小説家である父・波多野秋房との父子家庭で育った。その父もすでに他界。今は父の印税で生活している。 教室の隅で黙々と本を読んでいて、学業の成績はそれほど高くない。数学の試験などでわからない問題に悪戦苦闘している姿を想像すると、健気で可愛くてヌケる。 孤独な日々と読書体験が彼女の精神性を成長させたのか、その表情や立ち居振る舞いに妙に陰りがある。それが年上男性諸君の、止めようのない情欲をかき立てる。 本人に自覚があるかどうかは不明だが、恐らく確信犯なんだと私は思う。 同窓生のたわいもない卑猥な話題が聞こえたときは、黙殺するのでもなく、嫌悪感を示すのでもなく、凛はただ妖艶に微笑む。 それが同窓男子諸君の、止めようのない情欲をかき立てる。止めようのない情欲をかき立てる系のヒロイン。 |
CASE-2 ヒロイン![]() オリヴィア・ベリー | テンブリッジの貴族。一族は落ち目であり、オリヴィアの政略結婚に一族の存続がかかっている。 演劇を愛していて、自身がパトロンとなっている一座の座長を男装して務めている。勝ち気で、男勝りで、酒に強い。 だがそんな性格も、女として舞台に立つことを奪われてしまった彼女が後天的に覚えた振る舞いであり、心の奥底にはしっかり乙女心を秘めている。 アーティストは性欲が強いという通説があるが、オリヴィアももちろん例外ではない。 プライドの高い彼女であるから、男として認めさせるのは一筋縄ではいかないが、 一度パートナーができようものならあっという間に恋愛至上主義になってしまい、会えない時間が長引くといじけ始めてしまう。 「かまってほしい」その一言がオリヴィアには言えず、むしろ高圧的な態度に出てしまったりする。 |
CASE-3 ヒロイン![]() 桃ノ内 すもも | 鳴山公空学園付属の教育実習生。 物事を深く考えず、その場がよければそれでよし、という生き方をしている。 元カレは両手でギリギリ数えられる人数。少なくはないが多くもないと本人は思っている。 流されるままに教育実習を受け、主人公のクラスに配属された。プライドという概念が、すももの中にはそもそも存在しない。 直線的な競争社会の中に生きる我々メンズは、ことあるごとに他人と己を比べ、ときにライバルの足を引っぱり、小さな優劣に一喜一憂する。 そういうメンズの競争を、すももはポカンと見つめている。楽しければいいじゃん。そんなに一生懸命にならなくていいじゃん。楽しめばいいじゃん。 彼女は純粋にそう思っている。 |
~感想~
衝動的な購入から始まった運命の出会い
パケージを見た限りだと、どのような作品か全然想像できなかった。むしろ少し不気味で購入をためらったぐらいです。Laplacianの作品だったので期待を込めて購入、すぐプレイを開始しました。すると仕事に支障をきたすぐらい夢中になりました。しかし、その後に訪れたのは、作品が終わってしまったという深い喪失感。あまりの感動に、次の日の仕事を休んでしまうほどの体験でした。
アダルトゲームに興味がない人にもオススメ
この作品は、アダルトゲームに興味がない方にも、男女問わずオススメしたい一作です。先入観を持たずにプレイしてほしいため、本レビューでは詳細な内容には触れませんが、終盤に向けての怒涛の展開には備えておくことをオススメします。十分な時間を確保し、翌日に響いても問題ないような環境でエンディングを迎えることをお勧めします。
3つの物語が織り成す壮大なストーリー
この作品は、現代、中世、近未来という異なる時代を舞台にした3つのオムニバスストーリーで構成されています。どのストーリーも非常に高いクオリティを誇り、最後の収束先である「case0」に向けて、一つの壮大な物語が展開されます。それぞれの物語がどう結びつくのか、プレイしながら推測する楽しさも、この作品の醍醐味です。
感動のエンディングと余韻
物語の終盤は、設定段階から緻密に練られており、プレイヤーの心に強く訴えかけるシーンが多々あります。私は、エンディングに到達した瞬間、思わず涙をこらえられませんでした。この感動を味わうためには、ぜひ時間に余裕を持ってプレイしてほしいです。
シナリオの温度差
3つの物語があることから、当然ながらシナリオに温度差を感じる部分もあります。ですがそれは時代・世界観が違うため当然ともいえます。そこが欠点と評価している人もいますが、私は1つの作品で3つの世界観が楽しめると考えると欠点に値しないと考えます。全体としては非常に満足度の高い作品です。
もう一度遊びたくなる再プレイ性
この作品の魅力の一つは、周回プレイにも十分に楽しめる点です。3つのストーリーをクリアした後、もう一度最初からプレイしたくなるようなギミックが用意されています。二度目のプレイでは、最初とは異なる視点から楽しむことができ、新たな発見があるかもしれません。
総評:エロゲーの枠を超えた感動作
総じて、この作品はただのエロゲーではなく、非常に高いクオリティのSF作品として楽しめます。エロシーンも物語の一部としてしっかりと機能しており、感情移入しやすいキャラクターたちが織り成す物語に、誰もが心を奪われることでしょう。エロゲーに興味がある方も、そうでない方も、プレイしてみる価値のある一作です。ぜひ、その感動を味わってみてください。
~最後に~
今回はLaplacianの「白昼夢の青写真」を紹介させて頂きました。
他作品も非常に面白いです。「ニュートンと林檎の樹」「未来ラジオと人工鳩」も非常におすすめです。
シナリオ担当の緒乃ワサビが好きです。まとめ記事があります。「Laplacian所属シナリオ担当、緒乃ワサビの魅力に迫る」こちらもよろしければご観覧ください。




