ディメンション凸ラバース!! プレイ感想

エロゲ紹介

魂を信じた少女が見つけた終着点

発売日2026年04月24日ブランドCRYSTALiA
原画ぺろ /狐ノ沢 /鈍色玄 
/蒲磁れん
シナリオ逢縁奇演

今作でシナリオを担当しているのは、私にとって初めて名前を目にするライターだった逢縁奇演氏。プレイ前は全く知らなかったのですが、調べてみるとライトノベル『こちら、終末停滞委員会。』の著者として活躍している方でした。シリーズは現在5巻まで刊行されており、ライトノベル界でも高い評価を受けている注目作のようです。

そして実際に本作を最後まで遊び終えた今なら、その実力にも納得できます。個別ルートはもちろん、物語の核となるグランドルートまで丁寧に作り込まれており、最後まで高い完成度を維持していました。キャラクターの魅力を引き出しながら、しっかりと全体をまとめ上げる構成力は見事の一言です。

ゲームを通してすっかりファンになってしまったので、今後は逢縁奇演氏のライトノベル作品にも注目していきたいと思います。本作が面白かったと感じた方なら、『こちら、終末停滞委員会。』もチェックしてみる価値がありそうです。

ディメンション凸ラバース!!
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~オープニングムービー~

~あらすじ~

『黒列車』が地球全土にばらまいた怪獣たちにより、
人類が絶滅寸前まで追い込まれてから200年後。
日本は“学園”という対反現実組織によって復興を果たしていた。

しかし平和な世界の裏には、必ず闇が潜むものである。
“魔術師”と呼ばれる真理の為に人道を無視する不法の輩が居た。
主人公――崩月槐は、“魔術師”であり、人類の敵である。

『息子よ、“学園”に潜入し、生徒会長・夜乃桜を暗殺せよ』

父に命じられ、槐は驚愕する。
槐は今まで魔術の研究漬けの日々で友達も0人。コミュ障で世間知らず。
“学園”に普通の生徒として潜入なんて出来るわけないからだ。

けれどそれ以上に『夜乃桜』という名前に驚いた。
つい先日に槐が一目惚れをした――初恋の少女の名前だったから。


~FANZA引用~

~登場人物~


夜乃 桜
クールで孤高な“学園”最強の生徒会長。
人並み外れた力を持つため、周りから距離を取られている。
他人の気持ちを考える事が苦手で、友達は少ない。
弱い誰かが傷つくぐらいなら、
強い自分が傷つくべきと考えているため、
単独での任務を好む。
“藍の心臓”と呼ばれる反現実の内臓を保有しており、
魔術師一家『崩月家』に命を狙われている。

海漫 華淡
アッパーでハイテンションな、恋に積極的な後輩女子。
好きなものは恋愛リアリティ番組。嫌いなものはダンゴムシ。
社会性と協調性が高く、コミュニケーション能力の化け物。
今まで恋愛をしたことはないが、
『うちが付き合うならこーゆー男の子が良いなー』と
イメージしていた男子(崩月槐)がお隣に引っ越してきた。
槐に対して興味津々で、仲良くなりたがっている。
彼の裏に何が隠されているのか、彼女はまだ知らない。

ソフィア・ランカスター
誇り高き貴族の少女。プライド激高で負けず嫌い。
面倒見が良い性格で、お姉ちゃん気質。
1度好きになった人に対しては、お世話が焼きたくて仕方がない。
美しく気品のある少女だが、
なんだか実家の方には秘密があるみたいで……?
彼女に付いていけば、間違った道に行くことはないだろう。
人を惹きつける、ある種のカリスマを持っている。

崩月 水仙
崩月槐の妹。身長が高く、モデル体型。
基本的に槐の補佐が役割で、いつも彼を監視している。
魔術師としての才能は無かったが、身体能力は高い。
自分のせいで兄が崩月家に縛られていると知っているため、
何があっても自分は槐の味方になると決めている。
極度のブラコンだが兄に恋心を漏らすことはない。
自称妹忍者メイドだが、忍者メイドが何なのかは謎。

崩月 槐
日本最凶の魔術師一家『崩月家』の次男。
魔術の才能は崩月家の歴史でもピカ一であり、将来を有望視されている。
魔術師は本来悪の存在だが、槐は余り善悪に興味が無い。
ただ宇宙の仕組みを少しでも解き明かしたくて、魔術に専念している。
魔術以外に興味が無いため、かなり世間知らず。
極度のシスコンであり、
妹のためなら何でもすると決めている。
そしてそれこそが、彼が崩月家から逃げられない理由でもある。

~感想【ネタバレ無し】~

キャラクターの魅力と熱いシナリオが光る傑作

SNSで大きな話題となっている本作。実際にプレイしてみると、その高評価にも納得の完成度でした。

まず特筆したいのがキャラクターの魅力です。

4人のヒロインはそれぞれ個性が際立っており、攻略前は「この子が推しかな」と思っていても、ルートを終えるたびに推しが変わるほど全員が魅力的でした。気付けば全員が最推しになっていたと言っても過言ではありません。

©CRYSTALiA

そして本作はヒロインだけでなく男性キャラクターも非常に魅力的です。固い信念を持って行動するキャラクターばかりで、彼らの存在が物語の熱量を何倍にも引き上げていました。敵味方問わず印象に残る人物ばかりで、誰一人として欠けてはならない存在です。

個人的には「CRYSTALiAの原画担当には絶対に白髪好きがいるだろう」と思っています。もちろん私も大好きです。白髪ヒロインたちのビジュアルは本当に魅力的で、作品の大きな武器の一つになっていました。

2026年屈指の熱量を持った作品

2026年発売作品の中でも、ここまで熱い展開を味わえた作品はそう多くありません。

これまでのCRYSTALiA作品は、技と技をぶつけ合う王道の異能バトルが魅力でした。しかし今作はそれだけではなく、場人物同士の思想や覚悟、信念がぶつかり合う掛け合いが非常に熱いのです。

©CRYSTALiA

だからこそ戦闘シーンだけでなく、キャラクター同士の会話にも引き込まれました。言葉の一つひとつに重みがあり、気付けば画面の前で夢中になって読んでいました。

学園異能バトル、家族の確執、恋愛、都市伝説、歴史IFなど様々な要素が盛り込まれていますが、不思議なほど綺麗にまとまっています。次々と展開が進むため中だるみを感じる場面はほとんどなく、最後まで高いテンションのまま駆け抜けることができました。

個別ルートも妥協なし

本作で特に評価したいのが個別ルートの完成度です。

個別ルートは単なるヒロインとの恋愛を描くだけではなく、世界観や物語の核心に関わる重要な情報が数多く描かれています。

各ヒロインの抱える問題や背景がしっかり掘り下げられ、それぞれがグランドルートへと繋がる大切なピースになっています。そのためどのルートも意味があり、攻略するほど世界への理解が深まっていきました。

©CRYSTALiA

そして迎えるグランドルート。

積み重ねてきた伏線や想いが一つに収束していく展開は圧巻の一言です。最後には画面にかじりつきながら読み進めている自分がいました。

総評

魅力的なキャラクター、熱いシナリオ、作り込まれた世界観、テンポの良い構成。どれを取っても高水準でまとまっており、SNSで話題になった理由がよく分かる作品でした。

笑いあり、涙あり、胸が熱くなる展開あり。王道学園異能バトルとして非常に完成度が高く、ノベルゲーム初心者にもおすすめしやすい一本です。

©CRYSTALiA

プレイ後にはきっとお気に入りのキャラクターが増え、作品の余韻に浸りながらサウンドトラックを聴いていることでしょう。

2026年を代表する熱い作品の一つとして、自信を持っておすすめできる傑作でした。

~最後に~

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2ページ目からネタバレ有の感想を作成致しました。
プレイ済みの人やプレイを検討していない人だけご覧いただければと思います。

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