騙しラブコメディ
| 発売日 | 2026年06月26日 | ブランド | パープルソフトウェア |
| 原画 | Go-1 | シナリオ | 御影 |
『ムーン・ゴースト』の発売から約1年8か月。ついに御影氏の新作が発売されます。
しかも今回はフルプライス作品ということで、発表時点から期待せずにはいられません。
御影氏といえば、私の好きなシナリオライターの一人です。特におすすめしたい作品は、やはり『アマツツミ』や『アオイトリ』でしょう。
御影氏の作品は、ファンタジー要素を織り交ぜながらも、どこか考えさせられるような重めのテーマを扱う印象があります。だからこそ、今回の新作がどのような物語になるのか非常に気になるところです。
ただ、今作はこれまでの作風と比べると、かなり現代的な雰囲気を感じます。良い意味で「御影氏らしくない」作品になるのか、それとも新しい形で御影氏らしさを見せてくれるのか。そう考えるだけでワクワクしてきます。
さらに、今作のテーマは「家族愛」と「人の生まれた意味」とのこと。
どちらも私が大好きなテーマなので、期待値はさらに上がっています。特に「人の生まれた意味」というテーマは、作品次第でかなり心に残るものになりそうです。
また、公式HPには開発者コラムも掲載されています。開発陣がどのような想いで作品を作っているのかを知ることができるのは、作品を楽しみにしている身としてはとても嬉しいですね。

~オープニングムービー~
~あらすじ~
4月、春。
地方にある穏やかな港町。主人公・福留大和は、日本での一人暮らしを始めるために来日した。
彼はハーフという以外、一見して平凡な青年だったが――「道を間違える」
「他人と間違われる」
「宅配される荷物も、別人のものが届いてしまう」
「僕の人生には、とにかく“間違い”がつきまとうんです」街に到着して早々、
空から某国のお姫様が降ってきたり。
アパートの二重契約でスパイの女性と同居することになったり。
予定と違う学園に通わされることになり、
あやしい三下ギャルのクラスメイトに、目をつけられたりしてしまう。「……僕は目立たず静かに暮らしたいんですよ」
ぼやく彼だが。
賑やかで嘘ばかりの新生活に、ワクワクもしていた。それは、嘘と間違いが紡ぐ、生まれた意味の物語――
~FANZA引用~
~登場人物~
![]() 福留 大和 | 主人公。 力比べで子どもに負ける貧弱さ。 せめて生きやすいようにと両親から“特別な話術”を習う。 本人は、静かに穏やかに暮らしたいのだが。 周囲で発生する間違いへの対処のせいで、 「嫌な男」「えげつない」と評される。 |
![]() メルヴィ・マルローゼ | 東ヨーロッパ某国の王女様。 丁寧な言動だが、内面は好奇心と行動力のかたまり。 マスコットにしてポンコツトラブルメーカー。 彼女を暗殺しようとする者がいる、という不確実な情報があり。 主人公は彼女の護衛をすることになる。 ちなみにラーメンがすすれない。 |
![]() 影宮 潤 | スパイの少女(?) ひょんなことから主人公に正体が発覚、同居することに。 極秘裏にメルヴィ王女を護衛している。 年齢を詐称し、女学生として活動。 技術も精神も一流だが、本人は身体を動かすほうが得意。 主人公の周囲で発生する「間違い」に巻きこまれる、苦労人。 |
![]() ティナ・オーメン | 三下ギャル。 国際科のクラスメイトで、化学工業グループの重役令嬢。 日本の時代劇やアニメが大好きで、話し方が独特。 見た目はおしゃれだが、留学をきっかけにデビューした姿。 中身は「あーしの薄っぺらい最後の一線」でそのまま。 プログラムや機械技術に精通し、留学の理由に秘密を抱えている。 |
~感想【ネタバレ無し】~
今作のテーマは、スパイ、恋、騙し合い、そして爆弾です。
最初から最後まで、これらのテーマにしっかり寄り添った作品になっており、サスペンス作品としての完成度はかなり高いと感じました。

明るいシーンはやや少なめですが、その分、物語全体に緊張感があります。
恋愛要素を楽しむ作品というよりは、まずサスペンスものとして見てほしい作品です。
序盤から気になる伏線が多く散りばめられており、ストーリーを読み進めるほど「これは何かありそうだな」と感じる場面が増えていきます。
そして、その伏線もしっかり回収されているため、最後までプレイした後の満足感は高かったです。
ただ真実を明かしていくだけではなく、プレイヤーの予想を何度も揺さぶってくるため、「この人が怪しいのでは?」と考えながら進める楽しさがありました。
演出も良く、BGMの使い方や場面の切り替えによって、思わずハラハラする場面もあります。
今作は完全に現代を舞台にしたシナリオですが、決してダラダラした印象はありません。
静かな場面と盛り上がる場面のメリハリがあり、見せ場ではしっかり盛り上げてくれます。
各ルートごとに雰囲気が大きく変わるのも印象的でした。

クールで大人びた魅力を持つヒロイン、恋愛経験が少なく不器用ながらも微笑ましい関係性を見せてくれるヒロイン、そして物語の核心に迫るヒロインなど、それぞれ違った面白さがあります。
恋愛面だけでなく、謎解き・頭脳戦・アクション・家族愛といった要素がしっかり絡み合っているのも良かったです。
暗号を解き明かしていく場面では、知らない知識に触れながら進める楽しさがあり、謎解き初心者の私でも十分に楽しめました。
また、登場人物たちの能力がかなり尖っているのも本作の魅力です。
天才、スパイ、最強クラスの人物たちが入り乱れる展開はかなり派手で、物語が進むほどスケールも大きくなっていきます。
その一方で、特別な力を持たない普通の人間が勇気を振り絞る場面もあり、そこが強く心に残りました。

全体を通して、伏線回収の気持ちよさと、予想を裏切る展開の連続が魅力の作品でした。
少し難しく感じる部分もありましたが、それも含めて考察しがいがあります。
サスペンスや頭脳戦、伏線回収が好きな人には、かなりおすすめできる作品です。
最後までプレイすることで、物語全体の見え方が大きく変わるタイプの作品だと感じました。
~最後に~
気になるランキングはコチラ↓↓
2ページ目からネタバレ有の感想を作成致しました。
プレイ済みの人やプレイを検討していない人だけご覧いただければと思います。











